20140303

競技者の魂

サイクリングなんて いまは言ってるけど ようは 「自転車競技」ってのに 僕が そのレースに目覚めたのが 13歳 中学1年の時だった

当時は もちろん インターネットなど存在しないので 国内で発行されていた 3社の自転車誌と 海外書籍を取扱いしている書店で イタリア誌を 頑張って伊英して英和に訳して 情報を得ていた時代だったことを思い出す

また 大きなレースでは 翌日の新聞にレース結果が載るので 楽しみにしていたり 実際のレース会場での 選手との交流 有名選手を観たりなどで 情報を収集して 自転車競技を楽しんでいた

ヨーロッパ 「かぶれ」 だった僕は 選手の練習のこと レースでの走り方 生い立ち 生活スタイルなんか もちろん本人の声とかの記事を 津々と分析して マネをしていたっけ・・・

メルクスは 4日サイクルでの練習 100㎞ 150㎞ 200㎞ 休養・・・ アンダーソンは 午前中150㎞ 午後150㎞ 翌日は休養の2日サイクル・・・ イノーは 毎日 150㎞走るとか・・・ いろいろ 試したっけぇ~ コースやギア比 走り方なんかも 情報が得られる限りのことを 乗るクルマ(当時は無理だったけどね) 洋服 携行品なんかも ねぇ~

でもさぁ~ ヨーロッパのトッププロの練習の概略だけど 数字(距離とか その他)とかだけマネしてやったって 何週間も続かない・・・ しかも ただ走っているだけの練習でもねぇ~(笑) 当たり前だと よぉ~く 解ってはいたけど でも やってみてみなきゃって 実際に そんな練習をやってみて解ってくることも マジ 本当に多くあった

そうそう いつのまにかに 日本のトップ選手を相手にレースをしていたっけぇ~ 逃げたり 先頭交代したり レース展開をしていたり・・・ でも当時の僕は 土曜日までフルタイムで仕事をして そのほかの時間に練習をしていた環境・・・ まぁ~ 次はってことで 気が付いてみると 選手として フルサポートしてもらえるチームにいたんだよねぇ~ 練習する時間と 給料ももらえる環境・・・ その代償は チームの結果って環境で・・・ まあ プロチームってことだ

情報があふれ散乱し 機材の進化と充実とで 競技者の進化 進歩の妨げになっていることは もう間違いなく事実で・・・(楽しむってことだけなら いいのかな?) 1990年代中期頃を界に 自転車競技選手と 現在のサイクリストと 分かれてくるのでしょうか まあ僕は どっちにも精通していて よぉ~く 両方とも理解と認識 良いところ 悪いところなんか じゅうぶんに どっちとも承知している (諸々省きます)

昨日は 僕の恩師でもある先輩のところへ めずらしく体調を崩しているとのことなので 自転車業界の重鎮 2人の先輩に同行させてもらい ちょっと お見舞いに行ってきました・・・ 思っていたより お元気? どころか あの眼光 あの目! いつもの「目」でした(マジ!) 先輩たちどおしで会話ははずんで 僕は相づちをうつばかりで・・・ そのうち 「せいちゃんは・・・?」って・・・ いつもの通り 「まだ お前に負けねぇぞ」みたいな眼光で(笑いごとではありません マジ!) 僕も いつもの通り 『乗ってます 練習してます』って こたえ・・・ そんな うけこたえを 同行した先輩方々に 笑われて~

それと このところの自転車レース サイクリングの環境のこと 課題と問題についても・・・ 考えていることに まったく相違なく 「伝えていかないと」って想いは 寸分のくるいなく・・・ また そんなこと以上に サイクリストの 細かいコンディションのこととか 練習のことなんか (自身の)次のレースの話が始まるんじゃないかと思うくらいだ・・・

そう 「選手が 抜け切れず・・・」なんて自身のことを話してましたが~ 間違いなく 競技者そのものの会話でしたねぇ~ 僕は 胸の中で(『選手 抜く気 ないくせに~』)って つぶやきましたけど 僕も ただ すなおに負けているわけにはいかないし 僕がそんなことしてたら そんなようだったら 眼中に入れてもらえなくなってしまうし(マジ!)

さて 僕のやること やるだけです

charipro SeijiSaito
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